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🌸言葉で遊ぶって楽しい!〜日本語の力を育てる「言葉遊び」〜 子どもたちに「勉強」と聞くと、「むずかしい」「めんどうくさい」と感じてしまうことがあります。 でも、“言葉”を使った遊びならどうでしょうか? 楽しく笑いながら、実は語彙力(ごいりょく)や表現力をぐんと伸ばすことができるんです。 🎲 言葉遊びとは? 「言葉遊び(ことばあそび)」とは、日本語の音・意味・形を使って楽しむ遊びのことです。 昔から子どもたちの遊びや詩(し)、なぞなぞ、俳句などの中に登場してきました。 ことばのリズムや響きを味わいながら、自然と日本語の感覚を身につけられるのが特徴です。 🧩 いろいろな言葉遊びの種類と例 ① しりとり みんなが知っている言葉遊びの代表! 前の人の言葉の最後の文字から始まる言葉をつなげていく遊びです。 例: りんご → ごりら → らっぱ → パンダ → だるま → … 【ポイント】 しりとりは語彙力だけでなく、瞬発力や集中力も育ちます。 「ん」で終わると負けなので、「ん」で終わらない言葉を考える工夫も必要ですね。 ② 回文(かいぶん) 前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉になる不思議な文です。 日本語ならではの音の美しさを感じられます。 例: ・たけやぶやけた ・しんぶんし ・よるのおばけけぼのおるよ(少しむずかしい!) 【ポイント】 回文を考えることで、語感(ごかん)や語順(ごじゅん)の感覚をつかめます。 国語の「文の組み立て」にも役立つ力です。 ③ なぞなぞ 「頭の体操」とも言われる言葉遊び。 言葉の意味をひねって考える力が育ちます。 例: Q. 顔が青くなる野菜はなに? A. ナス(「なす顔(なすかお)」=「青ざめる」から) Q. 足でさすものは? A. くつした(「さす」は「着ける」の意味にもなる) 【ポイント】 なぞなぞは、言葉の多義(たぎ)や比喩(ひゆ)を理解する練習にもなります。 これは中学校の国語読解でもとても重要な力です。 ④ ダジャレ(駄洒落) 同じ音や似た言葉を使って笑いを生み出す遊びです。 日本語の音の面白さを感じられます。 例: ・アルパカがあるばか!(←「あるばか=あるバカ」と「アルパカ」をかけている) ・布団がふっとんだ! ・トマトが止まっとる! 【ポイント】 ダジャレは「音の似ている言葉」を探すので、**語音感覚(ごおんかんかく)**が育ちます。 また、人を笑わせたい気持ちから、コミュニケーション能力も伸びていきます。 ⑤ 早口言葉 声に出して遊ぶタイプの言葉遊びです。 正確に、素早く言うことで、発音・発声のトレーニングにもなります。 例: ・生麦生米生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご) ・隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくは よく かきくう きゃくだ) ・赤巻紙青巻紙黄巻紙(あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ) 【ポイント】 口をしっかり動かすことで、発声練習や**滑舌(かつぜつ)**の向上にもつながります。 音読や朗読にも効果的です。 💡 言葉遊びが育てる“生きる力” 実は、言葉遊びは単なる「遊び」ではありません。 言葉を通じて「考える力」「伝える力」「感じる力」が育ちます。 「どう言えば伝わるかな?」と考える → 思考力 「こう言えば面白い!」と試してみる → 表現力 「相手が笑ってくれた!」 → コミュニケーション力 この3つは、どんな教科にも、どんな仕事にもつながる大切な力です。 国語力の土台は、実はこうした「言葉との触れ合い」から始まります。 🌱 家庭でもできる!言葉遊びのすすめ方 1. 食事のときに「しりとり」タイム 2. 車の中で「なぞなぞ」大会 3. お風呂で「早口言葉チャレンジ」 4. 家族で「今日のダジャレ大賞」を決める 笑いながら学べる時間は、子どもの心をやわらかくします。 そして、「言葉って面白い!」という感覚が、将来の国語力の芽になります。 🌈 まとめ 言葉遊びは、遊びながら日本語の力を育てる最高の学習法です。 笑いの中に「学び」があり、家族との時間の中に「成長」があります。 今日の食卓で、ちょっとだけ「ことばの魔法」を使ってみませんか? きっと新しい発見がありますよ。
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