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言葉遊び 第二弾!〜言葉で頭をやわらかく〜 言葉の世界は、知れば知るほど面白い。 同じ言葉でも、使い方を変えるだけで意味が変わったり、 言い方を工夫するだけで、人を笑顔にできたりします。 今回は「少しひねった言葉遊び」を通して、考える力と発想力を育てていきましょう。 ① オノマトペ(擬音語・擬態語)で遊ぼう オノマトペとは、「音や動き、気持ち」を表す日本語の音のこと。 日本語は世界でもオノマトペが特に豊かな言語なんです。 例: ・雨が「しとしと」降る ・心が「ドキドキ」する ・犬が「わんわん」吠える ・部屋が「ピカピカ」になる 【遊び方】 オノマトペしりとりや、感情をオノマトペで言い換えてみるのも面白い! 例: 「うれしい」→「ウキウキ」 「こわい」→「ゾクゾク」 「眠い」→「トロトロ」 【ことばポイント】 オノマトペを使うと、文章に臨場感が出るんです。 作文や日記でも「うれしい」だけでなく、「心がポカポカした」と書けると、一気に表現力が上がります。 ② ダブルミーニング(言葉の二重意味) 同じ言葉でも「状況によって意味が変わる」ことがあります。 それを使って言葉遊びをすると、少し大人っぽいユーモアになります。 例: ・「ねこがすき」→“猫が好き”と“寝(ね)こ(こ)好き”のダブル! ・「とりあえず、鳥を焼こう!」(←“とりあえず”と“鳥あえず”をかけてる) 【ことばポイント】 ダブルミーニングを考えるには、発想力と語感の柔らかさが必要です。 これは国語の「多義語(たぎご)」を理解する練習にもつながります。 ③ 逆さ言葉(あべこべことば) 言葉を逆から読むと、別の意味になることがあります。 ちょっと頭の体操にもなりますね。 例: ・しんぶん → んぶんし(惜しいけど、あと少しで回文) ・トマト → トマト(回文でもある!) ・さかさに読む → むよにさかさ(これはちょっとムズカシイ) 【応用編】 意味を“逆”にした表現も面白いです。 例: ・「うれしい」の反対 → 「かなしい」 ・「静か」の反対 → 「にぎやか」 ・「まじめ」の反対 → 「ふざける」 これを使って「反対ことばしりとり」をしてみましょう。 語彙力と感情表現が自然に鍛えられます。 ④ 言葉のリズムであそぼう(語感のセンス) 言葉には音のリズムがあります。 音をつなげて“気持ちのいい言葉”を作るのも立派な言葉遊びです。 例: ・まるまる ころころ コロッケころがる ・ぴょんぴょんパンダ パンをぱくぱく ・ねむねむ もふもふ こねこの夢 【ことばポイント】 リズムにのせて話すことで、耳から覚える語彙が増えます。 小学生の国語で出てくる「詩」や「俳句」の感覚にもつながります。 ⑤ 言葉の足し算・引き算あそび ことばを分けたり、くっつけたりして新しい意味を作ってみよう! 例: ・「はな」+「び」= はなび(花火) ・「にん」+「じん」= にんじん(人参) ・「つき」+「み」= つきみ(月見) では、これを応用して考えてみましょう。 「雪+だるま」=ゆきだるま(これは正解) じゃあ「星+空」=? → ほしぞら✨ 【ことばポイント】 合成語を作る練習は、漢字の組み合わせや熟語の理解にも直結します。 中学の国語や英語の単語学習にも応用できる力です! 言葉遊びは「発想のジム」 言葉遊びを続けていると、 頭の中で「考える→つくる→伝える」という流れが自然にできるようになります。 たとえば、作文で「楽しかった」と書くより、 「心がポカポカした」「思い出がキラキラ光った」と書ける子のほうが、 伝わる力が圧倒的に強くなります。 言葉遊びは、**学力を伸ばす“筋トレ”**でもあるのです。 家でできる簡単な言葉遊びアイデア シーン 内容 食卓で 「今日の気持ちをオノマトペで言ってみよう!」(例:ワクワク・ホッと) 車の中で 「反対ことばしりとり」ゲーム お風呂で 「早口言葉大会」 家族で笑いながら言葉を育てていく時間は、 子どもの心と頭をいっそう豊かにしてくれます。 まとめ 言葉は“遊び道具”であり、“学びの道具”でもあります。 ことば遊び第二弾では、発想の柔らかさ・語感・表現力をテーマにしました。 勉強は「覚える」だけではなく、 「考えて」「つくる」ことで、ぐっと深まります。 今日も言葉で遊びながら、 新しい“日本語の面白さ”を見つけていきましょう。
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