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例えば、あなたが街を歩いていたとして、背後から突然こう聞かれたとします。
「すみません、このハンカチはあなたのものではないですよね?」
振り返ってみると、話しかけてきた人の手には見覚えのない一枚のハンカチ。どうやら落とし主を探している様子ですが、あいにくそれはあなたのものではありません。
こんな時、あなたはどう答えますか?
「はい、私のものではありません」——多くの人がこのように答えると思います。
このように、「~ではないですよね?」「~じゃなくない?」のような疑問文の形を、否定疑問文と呼びます。日本語では、通常の疑問文と否定疑問文で同じことを聞かれて同じ内容の返答をする場合でも、「はい」と「いいえ」が逆転します。
英語にも、この否定疑問文の形は存在します。それでは、上記の会話を英語で行うとどうなるでしょうか?
“Excuse me. Isn’t this handkerchief yours?” —— “No, it’s not mine.”
……はい、日本語の真逆ですね(笑)
英語では、否定疑問文に答えるときの最初の “Yes” “No”は普通の疑問文と同じになります。
日本語では、「このハンカチはあなたのものではない(ですよね?)」という否定文が正しいことを肯定するために「はい」と答えます。一方で、英語では相手の尋ね方に関わらず、「私のものではない」ということを主張するために「いいえ」と答えます。
つまり、逆に上のようなことを尋ねられて、そのハンカチが自分のものだった場合——
“Excuse me. Isn’t this handkerchief yours?” —— “Yes, it’s mine.”
こうなります。日本人的感覚からすると、「あなたのものじゃないですよね?」と聞かれて「はい、私のものです」と答えるのは違和感バリバリに思えますが、むしろこちらの方が分かりやすくて潔い気もします(笑)
とどのつまり、英語で否定疑問文を使われても混乱することは何もなく、「普通の疑問文と同じ感覚で答えればいい!」ということです。
……英語を極めるなら、日本語の感覚を切り離さなければならないですね(笑)
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