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中部大学教授 CUBE特別顧問
深谷圭助先生
2025年2月16日から2月20日まで、昨年に引き続きインド・ハリヤナ州のサンジャイガンジーシニアセカンダリーパブリックスクールで辞書引き学習の指導と教員研修、そして、パンジャーブ州チャンディガルのパンジャーブ大学教育学部の教員研修会で辞書引き学習に関する講演会を実施しました。
現地では大変歓迎され、多くの新聞社の記事でその模様が紹介されました。
インドでは、英語―ヒンディ語辞典を活用して辞書引き学習指導を行なっています。
インド人の第一言語は、ハリヤナ州ではヒンディ語、パンジャーブ州ではパンジャーブ語となっています。
パンジャーブ語はパキスタンでも公用語として用いられており、ヒンディ語、ベンガル語に次いで、3番目に話者の多い言語となっています。
インドの場合、多くの言語が公用語になっていますが、実際にインド人同士のコミュニケーションにおいて、英語が重要な言語となっています。
従って、英語を習得することが極めて重要であり、かつ、よい仕事を得るためには英語力は不可欠な能力となります。
インドの初等中等教育に関わる人たちが、日本で生まれた辞書引き学習に注目し、その価値をいち早く見抜くのは、インドの言語状況の複雑さが故に、言語教育が極めて重要であるという認識があるからでしょう。
日本の場合、英語が重要とはいえ、日常の中で日本語以外の言語を使用する機会はほとんどありません。
インド人の英語は、極めて独特なアクセントと発音が用いられますが、これは、第一言語のアクセントと発音に大きな影響をうけているからです。
日本人の英語やシンガポール人の英語発音に癖があるのも、こうした第一言語のアクセントと発音の影響を受けているからです。
アジアでこれほど第二言語としての英語話者が増えていることを踏まえれば、日本人の英語教育の在り方について、アジア諸国の英語教育を参考としながら再構築していくことは必要なことなのかもしれませんね。
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