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突然ですが、皆さんは「プレバト!!」という番組をご存知でしょうか?
芸能人の方々が俳句や生け花、色鉛筆画などの様々な作品を制作し、その道のプロによって採点や才能の有無を判定してもらうといった趣旨のテレビ番組です。かなり人気のある番組なので、「毎週見てます!」「見たことあります!」「名前は聞いたことあります!」という人も多いのではないでしょうか?
さて、上述の通り、番組中では様々なジャンルの査定が見られます。その中でも私が特におもしろいと思うのは、やはり番組の目玉である俳句の査定です! 俳人の夏井いつき先生が、有名人や大御所俳優たちの自信満々の句を辛口添削していく様子が痛快です(笑)
ご存知の通り、俳句は(原則)五・七・五の十七音に思いを込める芸術であり、「世界最短の文学」と評されることもあります。この「十七音」というリズムと制約は、一方では手軽さや親しみやすさに寄与する傍ら、もう一方では詠んだり鑑賞したりするにあたっての深い教養や想像力、発想力が求められます。この番組で特待生や名人級の方々が詠まれる句、そして夏井先生が添削をされた句を見ると、つくづくそのことを痛感しますね……。
また、この番組のおかげで俳句に関する様々なテクニックを知ることができました。「字余りは基本的に上五で」「当たり前のことは言わなくていい(例:『輝く太陽』→『太陽は輝くものなのでいちいち書かない』)」「説明し過ぎない」「助詞の使い方や語順によって作品の雰囲気がガラッと変わる」……などなど、非常に勉強になります(余談ですが、僕は前述の例の「輝く太陽」のように当たり前のことを言ってしまっている作品に対して、夏井先生が言う「輝かない太陽があったらここに持ってきなさい!」というツッコミが大好きです)。
私も、いつか俳句を作る教室イベントをやりたいな~と思いつつも、あいにく私に添削できるほどの技量がないので足踏みをしている状態です。ちなみに、私の俳句の最高傑作は、小学生の時に国語の授業で詠んだ「雪合戦 熱くなりすぎ 雪とける」という大変趣深い一句です(笑)
……ところで、今回は俳句のお話ということで、ブログのタイトルに私の好きな一句を引用してみたのですが、これの下五がどのように続くのかと、誰が詠んだ句かということが分かりますか?
正解は、「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」で小林一茶の句でした! 季語は「雀」で、夏の句だそうです。小さい頃に何かの本で目にして以来、「おもしろい俳句だな~」ということでずっと印象に残っています(笑)
このように、「世界一短い文学」だからこそ、そこに詰まった言葉や思いが人の心に残りやすいのでしょうね。
それでは、私も特待生(?)を目指して、不肖ながら最後に一句詠ませていただきます!
赤ペン滲む 子の額(ぬた)に汗 外は雨
……俳句有識者の方、添削をお願いします(笑)
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