以下のように方程式を計算していく。

x=2

両辺にx-1をかけて、

x(x-1)=2(x-1)

x²-x=2x-2

移項して、

x²-2x=x-2

x(x-2)=x-2

両辺をx-2で割って、

x=1

……と、このように最初と最後で結果が変わってしまう。

さて、この計算はいったいどこがおかしいのだろうか？

中学2年生以上の人はよーく考えてみてください。一見すると、どこも間違っていないように見えますが……？

以下はヒントです！

ヒント①：実は、この計算に手順のミスや計算ミスなどはありません。なので、間違いを見つけるには別の視点が必要です

ヒント②：この計算は、どこかで「やってはいけないこと」をしています

ヒント③：ズバリ、間違っているのは「両辺をx-2で割って」という部分です

それでは、正解発表です！

ヒントにもあるように、間違いは最後から2行目の「両辺をx-2で割って」という部分です。

冒頭で示されたようにx=2なので、x-2の答えは0。そして、小学校でも習ったように「0で割る」という割り算はできないので、この式は誤っていることになります。

次回の頭の体操はGW明けに投稿予定ですので、お楽しみに！

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