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たとえ話

さて、私は子どもにある事柄を説明するときに、しばしばたとえ話を使います。特に数学や理科などでは、はっきりと目に見ることのできない事象や概念について考えることになるので、内容が捉えづらく思考の妨げになってしまうことが多々あります。

そういった時に、たとえ話によって少しでも具体的な内容に置き換えて説明することで、多少なりとも理解の手助けになればいいな……と思っている次第です(笑)

それでは、今から私が実際に子どもに話したたとえ話を紹介するので、何について例えているか考えてみてください!

 

暑がりの人10人と、そうではない人10人をごちゃまぜにしてサウナに入れた。完全に混ざってしまったため、彼らは誰がどちらのグループに属しているかは判別がつかない。

暑がりの人は、80℃程度の温度までは耐えられるが、それ以上サウナの温度が上がると我慢できずに外に出てしまう。同様に、暑がりでない人たちは100℃まで耐えられる。

さて、今から少しずつサウナの温度を上げていく。60℃、70℃と室温は上昇していき、80℃に達すると、暑がりのグループの人たちはたまらず外に飛び出していった。しかし、暑がりでないグループの人たちはまだまだ涼しい顔をしている。

さらに90℃、100℃と上げたところで、ついに暑がりでない人たちも音を上げてサウナの外に出ていってしまった。

しかし、何℃の時点で耐えられなくなったかによって、暑がりのグループとそうでないグループを分けることができた。

……はい、いかがでしょうか(笑) ピンと来られた方もいるのでは?

正解は、中学1年生の理科で習う、蒸留の実験のたとえ話でした!

教科書やワークなんかでは、エタノールと水の混合物を例にとり、加熱して出てきた気体を集めて冷やして液体にし、最初の方に集めた液体と最後の方で集めた液体のどちらにエタノールが多く含まれるか……なんて問題が定番ですよね。

上のたとえ話では、暑がりの人がエタノール(=沸点が80℃くらい)で、そうでない人が水(=沸点が100℃)を表しています。

「エタノールと水の混合物を加熱・蒸留した時、最初に集まる液体に多く含まれているのはエタノールか水か?」という問題だとイメージが湧きづらくても、「上のたとえ話で、最初に出てきた人たちは暑がりのグループの人たちかそうでないグループの人たちか?」という質問なら、ちょっと分かりやすくなっている気がしませんか? ……分かりづらかったらごめんなさい(笑)

 


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