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こんにちは!蟹江教室担当の堀です!
今日は七夕ですね!昨日は給食では七夕のデザートが出た学校も多いのではないでしょうか?
小さいころから短冊に願い事を書いたりして慣れ親しんできた七夕ですが、
実は日本と中国の文化・思想が詰まったとっても奥深いものなんです!
【古代日本の神事】
古くから日本では「棚織(たなばた)」という神事でつかう着物の織り機を、
古代日本の行事である「禊ぎ(みそぎ)行事」に備えて乙女が着物を織る時に使われていました。
7月7日の夜に秋の収穫の豊作を願い、また人々のけがれを祓うために
神棚に織物を備える行事がありました。
このことを、7月7日の夜に行ったことから「七夕(しちせき)」とよばれ、
のちに七夕を「たなばた」と呼ぶようになったそうです。
【中国の「乞巧奠」(きっこうでん)】
中国では「乞巧奠」(きっこうでん)という行事があり、
これは古くから中国にあった織姫・彦星伝説にあやかって
機織りの技が上手くなるように、そして様々な手習いごとの上達を願いました。
この「乞巧奠」が奈良時代に日本に伝えられ、
日本の七夕と融合したと言われています。
【七夕の短冊】
七夕の日には短冊を飾りますよね。
この短冊文化は日本独自で、乞巧奠が伝わった際、裁縫や手芸の上達を願ったことから糸が供えられていましたが、
当時の日本では糸は高級品であったため代わりに紙が供えられたそうです。
短冊に文字を書く風習は江戸時代になってからで、
寺子屋が普及したことで、学問の上達を紙に書いて願いました。
短冊の色は今でこそ色とりどりですが、本来の色は青・赤・黄・白・黒の5色で、
これは乞巧奠が伝えられた際、供えられていた糸の色です。
なぜこの5色かというと、陰陽師が好きな方はピンときたのではないでしょうか、
そう、陰陽五行説に由来します。
自然界は陰と陽、そして木・火・土・金・水に分けられるという中国思想です。
上記の5色はこの5行を表した色です。
このように、七夕ひとつ取っても、日本と中国の密接な文化の関係がわかりますね。
日本は自分たちの文化に他の国の文化を取り入れるのがとても得意です。
漢字、ひらがな、神仏融合…そして明治時代には文明開化として大きく日本を成長させます。
今の日本があるのは、古くから日本人に流れている、
「外から入ってくるものなんでも受け入れマインド」(わたし命名)があるからですね。
余談ですが、日本人が外国人に話しかけられたら大体の人が英語を話そうとするのも
このなんでも受け入れマインド(わたし命名)があるからという説もあります。
なんでも受け入れマインド(わたし命名)は大事だと思います。
まずは受け入れてから取捨選択して自分に合うものを見つけていくことが成長につながっていきます!
勉強も同じです!まずはほかの人の意見ややっていることを取り入れてみましょう!
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