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こんにちは!大治校の大谷です!
いかがお過ごしでしょうか?
最近一気に寒くなってきましたね!
前回のブログでは「内発的動機づけ」について紹介させていただきました!
その中でも、「知的好奇心」が鍵を握るというのをお話しさせていただきました!
今回は「子どもがやる気を出しているときにご褒美を挙げるとどうなるのか」について
教育心理学の面からお話しさせていただきます。
それでは、本題に移りましょう!
子どもがやる気を出している時にご褒美はあげていませんか?
やっと勉強に向かってくれた。よし、ご褒美だなんて...
これ、実はよくない考え方なのです。
ここで、上記について研究した学者がいます。その名はデシという人物です。
デシは、報酬(ご褒美)を与えることで、子どものやる気を抑えてしまうことを見いだしています。
三日間のパズル課題を通して、報酬がやる気にどのような効果があるのかを研究しました。
この研究結果では、報酬を与えることで、パズルを解くという意欲が低下したことが分かったのです。
これは幼児を対象とした研究でも同じ結果が見られました。
では、なぜ報酬を与えることでやる気を低下させてしまうのでしょうか?
デシは、報酬が与えられる以前は、内発的動機づけに基づいて行動するが、報酬を与えられると、報酬に動機づけられるので
内発的に動機づけられた行動が報酬を得るための手段と認識されるようになり
自発的に行動する頻度が低下したのではないかと考えているらしいです。
これらのことから、子どもがやる気を持った行動をしているときに、安易な報酬を与えることはかえってやる気を削いでしまうかも知れないですね!
そこで、子どもがやる気を出している時に親はどうしたらいいのでしょうか?
それは、まず「褒めてあげる」ことです!褒めることは有効な手段です!
でもだからといって、ただやみくもに何でもかんでも褒めることは良くないのです。
褒められることが当たり前になると、褒めることの効果が薄れてしまいます。
なので、褒めるときと褒めないときでランダム性を作ってみてはいかがでしょうか?
あとは、「子どもの興味関心に目を向けて、その延長線上に勉強に繋がりそうなことを経験させたあげる」ことがオススメです!
教育心理学は勉強をするほど興味深くなっていきます。
日常の会話や行動の中からも教育心理学につながるものが多いので、実践するのもいいかもしれません!
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