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明日使える(?)作文力講座!

○作文は「感想」と「5W1H」の連想ゲーム

例えば、「」というテーマで作文を書くとしましょう。そして、まず「今日は雨が降っています」や「私は雨が嫌いです」という文を最初に書きました。

すると、意外とここでもう詰まってしまう子が多かったりします。「今日は雨が降っている」という「事実」や、「私は雨が嫌いです」という「感想」だけを述べて、その先が続かないのです。

こういった場合には、タイトルにもあるように「感想」と「5W1H」をうまく使っていくと、作文を書き進めることができるようになります。

 

「感想」は、その名の通り、自分がそのテーマや前述した事項についてどのように感じるかということです。例えば、「今日は雨が降っています」という「事実」を書いたら、次にその「今日は雨が降っている」ということについてどう思う(思った)かを書くと繋がりやすいです。

(例)

・今日は雨が降っています。私は雨が嫌いなので、今朝家を出るときに「いやだなぁ」と思いました。

 

「5W1H」とは、「いつ(When)」「どこ(Where)」「だれ(Who)」「なに(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」を表しています。これは、主に「事実(主観的なものも含む)」を述べる際に使われます。特に、「感想」→「なぜそう思うのか」という流れは非常に使いやすいので、覚えておくといいでしょう。

(例)

・今日は雨が降っています。朝までは晴れていたけど、昼から急に降り始めました。(「いつ」を述べた例)

・今日は雨が降っています。お母さんが、「今週はずっとこんな天気みたいだよ」と言っていました。(「だれ」を述べた例)

・私は雨が嫌いです。特に、風が強い日に雨が降っていたりすると、本当にうんざりします。(「なに」を述べた例)

・私は雨が嫌いです。なぜなら、傘をさしても靴やズボンのすそがびちょびちょに濡れてしまうからです。(「なぜ」を述べた例)

 

以上のように、「感想」と「5W1H」を織り交ぜながら書いていくと、それだけで文章がかなり繋がっていきます。ただし、繋げすぎて話が脱線しないように注意しましょう!

(悪い例)

私は雨が嫌いです。なぜなら、傘をさしても靴やズボンのすそがびちょびちょに濡れてしまうからです。この間も、お気に入りのズボンが濡れてしまって悲しかったです。そのズボンは、お母さんと買い物に行ったときに買ってもらったものです。色がとてもきれいで、友達にも「そのズボンいいね」と褒められました。次は、このズボンに合う服を買いに行きたいです。

○時には、思い切って「話題の転換」を

一通り思いつくことを繋げて書いてみたけど、それでも足りない……。

そんな時は、思い切って「話題の転換」をしてみるのも一つの手です。恐らく、「雨」というテーマから思い浮かぶことは、一つや二つではないと思います。

話題を変える際には、「また」や「他に〇〇といえば」といった接続詞・フレーズを使ったりすることが有効です。

(例)

雨といえば、梅雨が思い浮かびます。梅雨の時期は雨の日ばかりで~ (←ここで梅雨に関する話題が尽きたとする)

また、梅雨以外に、9月にも雨がたくさん降ります。なぜなら、9月は台風が多いからです。台風は~ (←話題を転換し、台風の話に持っていく)

 

○問われるのは、柔軟な発想

キューブで行っている作文は、テーマに沿っていれば基本的に何を書いても自由です。添削も、原則行いません。これは、多角的な視点から自由な発想をしてもらいたいという思いからです。

それでもなお、数行書いただけで(あるいは、下手したら一文も書かずに)詰まってしまう子もいます。その時の理由は、大抵「テーマについてよく知らないから」「テーマのことをやったことがないから」などが挙がります。

そんな時、私は決まって生徒にこう伝えます。

「知らない・分からない・やったことがないなら、そのことをネタにして書きなさい」

テーマに沿っていることなら何を書いても自由というルールなのであれば、当然「私は〇〇についてよく知りません」というのも認められます。もちろん、そこから話を繋げていくのは多少難しくはなりますが、200文字程度ならじゅうぶんに書けるはずです。

では、実際にやってみましょう。私が「フェルマーの最終定理」について作文を書くとします。当然、私はフェルマーの最終定理が何かをほとんど知りません。なので、それを逆手に取り、知らないことをネタにして書きます。

(例)

フェルマーの最終定理について、文系の私はほとんど何も知りません。確か数学に関する用語だったはずですが、中身についてはさっぱりです。名前から推測するに、フェルマーさんという人が考えた定理なのでしょうか。「最終」というあたりに、どことなく凄みを感じます。
恐らく、今後の人生においてフェルマーの最終定理が必要になることはないはずですが、万が一必要になった時には、ちゃんと調べてみたいと思います。(194字)

 

……中身のあるなしについては一旦置いておいてください(笑)

ここで大切なのは、自分が知らないことについて、自分の知っていることを用いていかに言葉を繋げるかという発想力です。この発想力を養うことができれば、当然ながら知っていることについて書くときに応用することができます。

 

夏休みに入ったら、恐らくまた読書感想文が宿題として出されるかと思います。

今のうちに、作文力や発想力をしっかりとつけていきましょう!


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