安城農林高等学校の概要

安城農林高等学校は、1901年の全国でも有数の伝統校です。たぬきが棲みつくほど豊かな自然に恵まれています。平成27年3月末には新本館が完成しました。校門と校庭を結ぶ「有始有終橋」など、外見上の特色も多いです。「なにごとにおいても誠意をもってあたること」を教育理念としています。

設立年月日：1901年
設置者：愛知県
国公私立：公立学校
設置学科：農業科、園芸科、フラワーサイエンス科、食品科学科、森林環境科、動物科学科
所在地：446-0066 愛知県　安城市池浦町茶筅木1
交通アクセス：JR安城駅を北口側に下り、北西の方向へ約1.2Km

安城農林高等学校のWebサイト
http://www.anjonorin-h.aichi-c.ed.jp/

食の安全を守る農業教育の実践

安城農林高等学校は、植物や動物に囲まれた環境で環境教育の推進、食の安全・安心教育の徹底、農業教育の普及活動に取り組んでいます。安城農林高等学校の主な特色は次のとおりです。

1.2つの学生寮を設置
全学科の第1学年を対象とした宿泊学習を行う青雲寮と、自宅通学が困難な男子生徒のための済美寮があります。済美寮では6:20起床、22:00消灯という規則正しい生活を送り心身の健康作りに役立てます。
寮のある日はバランスのとれた3食を寮でいただきます。

2.国際交流を推進
ブラジル/ピニアール農業高校、フランス/ラ・ブロス農業高校、中国/江蘇省淮安生物工程高等職業学校と提携しています。姉妹校訪問や夏休み海外研修、欧州農業視察報告などさまざまな交流事業に取り組んでいます。
夏休み海外研修では語学研修やボランティア体験に従事することができます。参加した生徒たちにとってかけがえのない思い出を作ります。

3.農業クラブへの参加
安城農林高等学校は、日本学校農業クラブ連盟に参加しています。安城農林高等学校の生徒は全員が農業クラブの一員となって活動します。全国大会や年次大会では、農業鑑定競技会などでは何名も入賞するなど華々しい活躍を見せています。
安城農林マーケットでは、毎週水曜日に農産物や畜産物を販売。生徒が手塩にかけて育てたものなので、品質が違います。毎回行列ができるため、生徒や地域のみなさんによってよい活動として知られています。

4.資格取得をサポート
各学科で資格取得が見込めます。農業科は簿記検定、危険物取扱者情報処理検定、農業技術検定、日本農業技術検定、農業機械技術検定など就職に役立つスキルの獲得を目指します。
平成29年度の卒業生のうち、危険物取扱者や造園技能士などの資格取得には90名が合格しています。

安城農林高等学校の学校生活と進路

主な学校行事は11月の安城農林高等学校文化祭です。食品科学科のジャム・ケチャップ販売には毎年長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで、学校生活を盛り上げています。もちつきや食品バザー、フラワーロードの設置など生徒たちの熱心な取り組みがうかがえる行事となっています。

部活動は、13の運動部と6の文化部があります。陸上部は県大会出場。卓球部は東海大会出場。馬術部はインターハイ、全日本高等学校馬術選手権大会出場、第38回前田記念馬術大会障害1位など、優秀な成績を修めています。
平成16年度「なごや・フラワー＆ガーデンショー」のベストデザイン部門での金賞受賞、農協中央会主催の「ごはんカップ2004」で全国最優秀賞受賞、郷土芸能同好会の三河万歳の韓国公演、農業クラブ全国大会では3名が全国最優秀賞を受賞するなど、各部活動では目覚ましい活躍が見られます。

学習指導については、各学科にそれぞれ2種類のコースを用意。2年生からコースに分かれます。農業科であれば生物生産コースまたは流通経済コース、園芸科であれば施設園芸コースまたは果樹園芸コースを選択。
より専門的な学習ができるようになっています。

卒業生の進路は、半数以上が就職します。製造業が8割以上と最多で、農業・林業への就職率は約1割です。進学者のうち、専門学校への進学率は約7割。4年制大学への進学率は約1割となっています。

安城農林高等学校の偏差値
　農業科42
（参考：最新！愛知県 高校偏差値ランキング 2018）

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