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10月29日(土)、今年度の第二回漢字検定が実施されました。
日進校では21名の塾生がチャレンジしてくれました。
小学1年生から、中学3年生まで
10級から2級まで
幅広い年齢層、レベル帯で各々の目標に挑戦してくれています。
しかし、
「僕は漢字が得意じゃないから・・・」
「うちの子は漢字が苦手で・・・」
こう言った理由で、漢字検定を受検することを敬遠してしまう方も少なからずいらっしゃいます。
事実、中学校在学中に漢字検定準2級や2級(高校在学、卒業程度)に挑戦することは、漢字がよっぽど得意でなければ出来ません。
ですが、私の考えは全く違います。
漢字検定という機会を上手に利用して、漢字嫌いを漢字好きに変えていきたいのです。
漢字検定のレベルの目安は以下の通りです。
級が上がるごとに、学年が上がっていく形になっています。
ですが、6年生は5級を受けなければならないというルールはありません。
誰がどの級にチャレンジしても良いのです。
これを上手く活用し、国語学習に生かしていくのです。
過去の例だと、このような受検ケースがありました。
彼は5年生のタイミングから漢字検定にチャレンジしてもらっています。
元々漢字を覚えていくことが苦手であったため、8級からスタートさせました。
漢字検定は年3回チャンスがありますので、8級→7級→6級と順番にチャレンジさせることで、過去の復習もしながら、根本的につまづいている学年を発見することが出来ました。
(彼の場合は7級、4年生に穴がありました)
漢字は取り立てて得意ではない、また漢検も受けたことはないという生徒でした。
ここで大切になるのは「漢検は難しい」と思わせないことです。
漢字好きなら問題ないのですが、そうでなければ最初の感想が「難しかった」の時点で次回もチャレンジしようとは思いません。
「意外とやれるな」と思わせるために、スタートは6級を受検させました。
思惑通り、「結構書けました」と試験終了後は笑顔で教えてくれました。
結果が出る前に、5級の受検も視野に入っているようです。
中学生であれば、卒業までに3級が一つの目標です。
逆に言えば、3年生の時点でたどり着いてくれさえすれば良いのですから、焦らずにじっくり進めていけば良いのです。
彼は勉強熱心な子です。すごく積極的に予習に取り組みます。「学校より先の学習をしている」ことが強い学習意欲に繋がっているタイプです。
しかし、反面「既に学習したこと」については学習を嫌がります。
「もう出来るようになっているのに何故またやるの?」
という気持ちが強いようです。
復習をしっかりしなければ、真に力がついたとは言えません。一度出来たところが、次また出来る保証はないのです。
そんな彼は、前回と今回で同じ級を受検しました。(前回の時点で合格しています)
元々はお母さまからの発案で、「次は満点を取ってきなさい」と子どもには伝えていたそうです。
検定試験は「合格か否か」がメインになってしまいがちなので、合格した級をもう一度受けるという選択はあまりされません。
しかし、「合否」でない部分を目的にすることで、このような選択肢も生まれてくるわけです。
次回の検定日は1月下旬を予定しています。
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