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単位は時代の鏡!?

こんにちは!キューブ蟹江校の堀です!

今日あるニュースを見かけました。

 

2019年、キログラムの定義が変わる

 

キログラムの定義が変わる・・・?

なぜ?それって大変なことじゃない!?

ちょっと気になって調べてみました。

 

【キログラムの定義】

現在のキログラムの定義をご存じですか?

実は、これが1キログラムです!!という物体がパリにあるのです。

それこそ、キログラム原器

円柱型の直径39㎜高さ39㎜のプラチナとイリジウムの合金の金属の塊です。

パリの国際度量衡局に厳重に保管されています。

どれほど厳重かというと、空気や気圧の影響がないようガラスで蓋をしてさらにその上からガラスで蓋をします。

そして金庫の中に保管され、その金庫は3つの鍵がついた扉の部屋に保管されています。

この扉の鍵は3人それぞれ違う鍵を3人そろって開けないと開かれないそうです。

まるで怪盗なんちゃらの世界ですね。

ここまで厳重に保管されているのはこのキログラム原器が世界の基準であり、

このキログラム原器をもとに世界が作られているからです。

もしキログラムの基準に違いが生まれてしまったら・・・?

建築も経済も今までの医療もすべて狂ってきます。

このキログラム原器の金属は1879年に当時の最新の科学技術で作られ、

10万年は質量は変わらないとされていました。

しかし近年少しずつ質量が変わってきてしまっているのです。

表面吸着などの影響で少しずつ重くなってきてしまっています。

それはごくわずかで生活には支障がないレベルですが、

ナノレベルでの技術が普及してきた昨今の科学技術には大きな問題です。

そうして今回のキログラム定義の改変に至ったのです。

新しいキログラム定義は物ではなく物理定数を使うことで定義が普遍的なものになります。

定義改訂は約130年ぶり。歴史的出来事ですね。130年間の科学技術の進歩を感じることができます。

ただこれは、定義が変わるだけで、基準はかわりません。

日常生活にはまったく支障がないのでご安心を・・。

 

【単位を決めるということ】

単位は当たり前に身の回りにあることですが、当然人間によって制定されています。

ではなぜ制定されているのか?ものの長ささえ揃えれば統一する必要ないのでは?

 

度量衡は歴史上で、国家運営のために統一されてきました。

日本を例にとってみます。

度量衡の統一といえば豊臣秀吉ですね。

秀吉は太閤検地を行う上で共通の基準が必要となり度量衡を統一しました。

太閤検地の目的は年貢を集める上で、どの土地がどのくらい広くどのくらいの米が収穫できるのか

をチェックする必要があったのでそれぞれの農園を訪れ測量を行ったのです。

また、その土地の石高に応じて軍役の義務も決めていたため米の収穫量を調べる必要がありました。

 

日本以外にも秦、古代ローマでも単位は統一されていました。

こちらも国家運営・統一のために単位の基準が制定さました。

 

つまり、単位の統一は国家の統一を表し、単位というのはそれほどの重要な存在なのです。

 

そして現在様々な規定に基づいてたくさんの単位が溢れています。

国家だけてなく、世界で単位が統一されているのは、世界の前進をあらわしていると私は考えます。

国際的に単位がとりきめられたことで、科学の研究が世界規模で国際的に協力して進めることができます。

単位の統一はその時代を表す鏡でもありますね。

 

身近な視点で考えてみても、

なんとなく使っている1㎝や1秒が、もしそれぞれの国で違っていたら、

海外で生活すること、仕事をすること、すべてできないですね。

日本で使えたものが海外では使えない・・・なんてことがあれば、グローバル化のこのご時世、

生きていけないですよね!!!

㎝、㎏など、これらのたった二文字は世界基準で決められて今の世界ができています。

でも、もし単位が統一されていなかったら・・・と考えると

 

単位は人類の天才的な発明と言っても過言では無い!

 

と感じます。

当たり前のように使っていた単位、見直しました。

みなさんも単位をもっとリスペクトして、

 

テストで書き忘れないであげてください!!!

 

 


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