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日本語は「音」だけでなく、「形」や「由来」にも物語があります。
1つの言葉の中に、昔の人の知恵や想いが隠れているんです。
今回は、そんな“ことばの歴史”に少しだけ触れながら、
語彙力を深める遊び方を紹介していきます。
漢字は“絵”から生まれた文字。
その形には意味が隠されています。
「人(にんべん)」と「木」からできています。
→ 木にもたれて休む人の姿を表しています。
つまり「休む」とは“自然の中で一息つく”ということ。
現代の「休む」よりも、やさしい響きがありますね。
「口」と「鳥」からできています。
→ 鳥が口で鳴く様子。
だから「雷鳴」「共鳴」「悲鳴」など“音”に関係する言葉に使われるのです。
問題:「木」が3つでできた漢字は?
👉 答え:「森」!
「木」が2つなら「林」、1つなら「木」。
数が増えると意味も広がる、面白い仕組みですね。
語源とは、言葉のもとになった古い意味のこと。
知っているだけで、語感がぐっと深まります。
昔の日本語「有り難し(ありがたし)」が語源。
意味は「めったにない」「貴重だ」ということ。
つまり「ありがとう」は“あなたがいてくれてうれしい”という気持ちがこもった言葉なんです。
「我(が)を張る」が変化したもの。
→ 自分の考えを曲げずに努力するという意味から、「努力する」という良い意味に変わりました。
Q:「えんぴつ」の“えん”って何?
A:「鉛(なまり)」です!
昔は鉛を使って書いていたから“鉛筆(えんぴつ)”
今は黒鉛(こくえん)ですが、名前はそのまま残っているんです。
慣用句とは、2つ以上の言葉を合わせて、特別な意味をもつ表現のこと。
日本語の「たとえ」は、とても味があります。
| 慣用句 | 意味 | 使い方例 |
|---|---|---|
| 胸がいっぱいになる | 感動する・うれしい | 卒業式で胸がいっぱいになった。 |
| 顔が広い | 友達・知り合いが多い | 先生は地域で顔が広い。 |
| 足を引っぱる | 邪魔をする | チームの足を引っぱってしまった。 |
| 耳をかたむける | 注意して聞く | 先生の話に耳をかたむけよう。 |
| 手がはなせない | 忙しくて他のことができない | 宿題で手がはなせない。 |
【ことばポイント】
慣用句を知ると、情景や気持ちを豊かに表現できるようになります。
国語の読解問題でも、「心情を表す表現」としてよく出てきますよ。
言葉をくっつけると、新しい意味が生まれる不思議。
これも日本語の面白さの一つです。
1️⃣ 「手」+「紙」=?
👉 手紙(てがみ):昔は“手で書いた文”という意味。
2️⃣ 「日」+「本」=?
👉 日本(にほん)“太陽がのぼる国”=日の本(もと)から。
3️⃣ 「心」+「配」=?
👉 心配(しんぱい)“心をくばる”という意味から。
もともとは「思いやり」に近い言葉でした。
こうした意味の変化をたどると、言葉の優しさや人の心が見えてきます。
ことわざは「昔の人の知恵のプレゼント」。
短い中に深い意味がつまっています。
| ことわざ | 意味 | 使い方例 |
|---|---|---|
| 石の上にも三年 | 辛抱すれば成功する | 勉強も石の上にも三年だね。 |
| 七転び八起き | 何度失敗しても立ち上がる | テストで失敗しても七転び八起き! |
| 猿も木から落ちる | 上手な人でも失敗する | 英語の先生もたまにはまちがえる、猿も木から落ちるだね。 |
| 雨降って地固まる | トラブルの後に関係がよくなる | ケンカの後、仲直りした。雨降って地固まるだね。 |
【ことばポイント】
ことわざを知ると、心の教科書を読むような学びになります。
家庭でも「今日のことわざ」を1日1つ話題にしてみるのもおすすめです。
言葉には「形・音・意味」だけでなく、「歴史と心」があります。
それを遊びながら学ぶことで、知識が“感覚”になるのです。
「感じる」言葉は、心を育てる
「考える」言葉は、頭を鍛える
「伝える」言葉は、人とつながる
言葉遊びは、ただの遊びではなく、
“生きる力”をつくる学びです。
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