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NHK・BSプレミアムドラマ「舟を編むー私、辞書作りますー」の辞書引き考証の仕事をしました

中部大学教授 CUBE特別顧問

深谷圭助先生

 

2024年2月から4月にかけて、全10話で放映されたNHK・BSプレミアムドラマ「舟を編むー私、辞書作りますー」で、「辞書引き考証」の仕事をしました。

この作品は、三浦しをんさんの『舟を編む』(光文社)を原作として、ドラマ化されたものです。

辞典編集者馬締光也を主人公としてすでに映画やアニメにもなっている作品を、ファッション誌編集者から辞典編集者に移籍した岸部みどりという女性編集者を主人公の新しい台本として編み直し、10話のドラマにしたものです。

この新しい脚本の第5話に私の「辞書引き学習」を取り入れたいという申し出があり、快諾したというわけです。

私としては、小学校教員だった、30年前に私の教室でのささやかな取り組みが、こうしてドラマになり、憧れの俳優である柴田恭兵さんが私を演じるとは夢にも思わなかったことでした。実際にロケの現場(千葉県木更津市)に参加をし、スタッフの方、俳優の方にご挨拶させていただき、撮影を見見守りました。

脚本づくりには、2023年10月に打ち合わせを重ね、とてもすばらしい脚本に仕上がったのですが、柴田恭兵さんや主演を務める池田エライザさんの迫真の演技により、その世界観はさらに豊かに表現されていました。

このドラマは、私たちが、言葉とどのように向き合えばよいのかについて様々な示唆を与えてくれます。

辞典編集者たちは、言葉の採集にはじまり、語釈や例文の執筆、そして、掲載の可否について熟考し、議論を重ねていきます。

そのことで、自らの言葉との向き合い方を問い直していきます。

主人公の岸部みどりは、そうした経験を通して、成長をしていきます。

これは、ドラマですが、実際に私たちにも、言葉との向き合い方、言葉の使い方について考えさせられる場面があると思います。

そうした時、じっくりと辞書と向き合うことが重要です。

デジタル辞典で、効率よく、時短で言葉を調べることが多くなりつつあるのですが、さまざまな辞書を読み比べて、一つの言葉に浸るという経験は大切だと思います。

私は、子どもたちや保護者の皆様に、「辞書引き学習」と共に、「言葉との向き合い方」を引き続き伝え続けていきたいと考えています。


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