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作文は苦手。
こんなお子様は多いです。
何を書いたらいいか分からない。
まさにその通りです。
私もこの立場になって改めて思いますが、作文は苦手でした。
苦手というより嫌いでした。
何故だろう・・・。
思いを巡らせると、そこにあったのは「添削」と「文字数」の壁でした。
「書いちゃえばなんとかなるんだけど、書き始めが・・・。」
「1000文字とか絶対ムリ!!」
子どもたちとの会話でよく出てくるフレーズです。
私も○○(ナイショ)年前はそう思っていました。
作文はとにかく書き始めがつらい。どう書いて良いか分からず、さらに何千文字というノルマがのしかかる。
まさに二重苦。これでは到底好きになんてなれません。
さらに、書き終わった後も試練は残されています。
それが、大人の手による「添削」です。
当然、不十分な作文を書いた自分自身に非はあるのですが、必死の思いで書き上げた作文が赤ペンの嵐だったりすると、とてつもなくガッカリするわけです。
僕の努力は一体何だったのか。そう思ってしまいます。
大抵、添削で直しが多い場合はあまり内容に触れてもらえません。
なおさら「せっかく書いたのに」という気持ちが強くなります。
書いていてつらい思い出が蘇ってきました。
作文において、最も大切な入口は「書くことに慣れる」ことにあります。
自分で文章を作ることに抵抗がある限りは、文章力の向上はありません。
「作文?イヤだなあ」から「作文?まあやってみるか」になるだけで、書く力は格段に伸びます。
「書くことへの抵抗」が薄れさえすれば、後はトントン拍子に進みます。
自己表現に慣れるため、文の量が増えてきます。
それからようやく質を高めていけるのです。
一般的な作文学習、作文指導は、いきなり質を求めすぎている。
私はそう考えています。
最初から何事も完璧であることはできません。
そもそも、できないうちから完璧を求めれば、うまくいくはずがないのです。
失敗してもいい。間違えてもいい。「まずは書いてみよう」の精神からキューブの作文はスタートします。
私は、塾生の書く作文に誤字脱字や作文のルールに則っていない部分があってもその場では指摘しません。
内容についても絶対に言及しません。
彼らが書く、彼らオリジナルの作文を作り上げてもらうのです。
誤字や脱字は一つの「個性」です。
(当然、学習指導という観点では放っておけません。これは別の時間に修正していきます。)
作文力は、大人の手が入れば入るほど伸びません。
大人の作文を押し付けてしまうからです。
「作文が苦手・・・」というお子様は本当に作文が書けないのでしょうか。
答えは、NO
書きたいけど、書けないだけなんです。
「何でも書いていいんだよ。どんな書き方でもいいんだよ。」
こう伝えてあげれば、たちまち彼らは作文が書けるようになりますよ。
まずは信じ、見守ることから始めてみませんか?
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