突然ですが、皆さんは勉強するにあたって大切なことは何だと思いますか？

とにかく量をこなすこと、何度も繰り返すこと、しっかり覚えること……人によって様々な答えが出ると思いますし、どれも正解だと思います。

そんな中で、あえて一つ挙げるとするなら、私は「腑に落ちること」というものを選びます。「腑に落ちる」とはつまり、「なるほど！」「そういうことか！」と納得することです。「理解する」という言葉に近いですが、個人的に「腑に落ちる」は「理解する」よりも一段進んだ状態だと思っています。

例えば、中学1年生の理科の生物分野で「葉脈は葉の表側に道管、裏側に師管が通っている」「気孔は葉の裏側に多い」ということを習います。これを「へーそうなんだ」と思い、ちゃんと覚えてテストで答えられた——これが「理解している」状態です。
しかし、私は中学1年生の時、当時の理科のT先生に「なぜそうなるのか」という理由を教えてもらいました。後年になって調べてみたらその話の一部は俗説だったようですが、とはいえその時の「なるほど！　そういうことか！！」という衝撃は凄まじく、10年以上経った今でも鮮明に覚えています。恐らく、「道管が通っているのは葉脈の表側か裏側か？」「気孔が多いのは葉の表側か裏側か？」といった類の問題を間違えることは未来永劫ないでしょう（笑）

と、このように習ったことが腑に落ちるとより頭に定着するだけではなく、習ったことに対する理屈を探すのがどんどん楽しくなってきます。

PCやスマホなどの機器を使用して情報に触れやすくなっているこの時代。せっかくなので好奇心のアンテナを張り巡らせて、自分の腑に落ちる説明を探してみてはいかがでしょうか？

……ちなみに私がT先生からどんな話を聞いたかは、機会があればまたブログに書きたいと思います（笑）

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